ごんげん堂の麓便り
新潟県魚沼市・権現堂の麓にある 古物屋「エコハウス ごんげん」のブログ
DATE: 2008/03/07(金)   CATEGORY: 風習・料理
初午・甘酒とけんちん汁
本日は、3月最初の午の日。
つまり『初午』です。

(一般的には、初午は2月と言われていますが、
 雛祭りも、この辺りでは1月遅れ(4月)に行うのが
 習わしとなっているのは、旧暦の影響があるのでしょうか。)

初午というのは、全国の稲荷神社の祀りだそうで

「午」はもともと穀物をつく「杵(きね)」という意味もあり
「稲荷」「いね・あり」から来ているとも言われているため

五穀豊穣や、福徳を祈願するための風習だそうです。

もちろん地方によって祀り方や供え物も様々ですが
この辺りでは

雪洞を掘って
「あずきまんま(飯)」に「いわし」と「甘酒」
「けんちん汁」などをお供えします。
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↑お膳の写真を取りそこねてしまいましたが・・・( ̄Д ̄;)

その「甘酒」「けんちん汁」がコチラ↓
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器は、ごんげんからのチョイス品です。
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3月ともなれば、長い冬も終わりをつげ
待ちに待った春ももうすぐそこまできています。

今年も豊作でありますように・・・
と切に願う昔の人の姿が、目に浮かんでくるようであります。


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DATE: 2008/01/01(火)   CATEGORY: 風習・料理
年取り&正月ごっつぉ
新年あけましておめでとうございます♪

今年も「エコハウスごんげん」&「ごんげん堂の麓便り」を
どうぞ、宜しくお願いいたします♪

魚沼地方・・・・12月は雪がほとんど無く、
このまま雪のない正月を迎えるのか?!と思いきや

大晦日・元旦と降り続いた大雪で
今年もやっぱり雪国らしいお正月を迎えましたね。
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さて、大晦日といえば、
家族そろって「年取り」をするのがこの辺りの習わしですが
年取りのごっつぉにも地方や家庭によって様々のようです。

ここ魚沼地方では、なんといっても「焼き鮭」がメイン!!
白いまんまにかって食う鮭は、何よりのごっつぉです。
(今回の日記には、若干の方言が入っております。笑)

そして、昆布巻きと煮もん。
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「昆布巻き」には「喜ぶ」。
大根、人参、こんにゃくなど「ん」のつく食べ物で
「運」がつくように・・・。
「見通し」の良い蓮根。
小芋・孫芋と「子孫繁栄」していく里芋。

といったように
煮もんの具にも、それぞれ縁起担ぎの意味があります。


ほかにも、紅白なます・納豆・金平ごぼうなども
年取りの膳の代表的なものでしょう。

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なますの紅白は、「縁起の良さ」を象徴し
納豆で「ねばり強さ」、金平ごぼうで「根気強さ」
を取り入れようとしているのだと言います。

そして、新年を迎えると、
この年取りごっつぉに、
黒豆・田作り・栗きんとん・数の子などが加えられ
「御節料理」として登場します。

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黒豆は、マメ「健康」に過ごせるように
栗きんとんは「金運」を呼び
田作りは「豊作」を願い
数の子は「子孫繁栄」を願います。


食べ物がたやすく手に入る現代では、
毎日のように御馳走をいただく事が出来ますが、

昔の人達は、たまにしか食べられないごっつぉに、
野菜の特色や名前を上手く合わせて縁起を担ぎ、
神様や食べ物に、本当に感謝しながらいただいていたのですね。

私達も、暮れや正月くらいは、
感謝の心を忘れずに、縁起のいい食べ物をいただいて、

1年間、健康に、幸せに過ごしたいものです。


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DATE: 2007/12/22(土)   CATEGORY: 風習・料理
冬至とかぼちゃ
本日、12月22日は
「冬至」です。

1年のうちで、昼が一番短く、夜が一番長い日です。

冬本番、雪本番はこれからであろうに、
お天道様は、今日を境に、1日毎に長く現れるようになるのだから
少し、不思議な感じもします。

そして、「冬至」といえば、お決まりの
「かぼちゃ」「柚子湯」ですね♪
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昔から、この日にかぼちゃを食べ、柚子湯に入ると、
風邪や、中風の予防になるといわれています。

特に、冬のこの時期、保存のきくかぼちゃは、
昔の人にとっては、貴重なビタミン源だったに違いありません。


そして、「柚子湯」。
「冬至」と「湯治」・「柚子」(融通)が効くように。
という語呂合わせの意味もありますが、

柚子を入れる事により、血行促進や美肌効果も得られ、
また、強い香りによって邪気を払う、とも言われているようです。


・・・・・・今年は、
例年にない早さでインフルエンザが流行っているようです。

冬至の今日、「かぼちゃ」と「柚子湯」で風邪予防し、
元気に、クリスマスやお正月を迎えられると良いですね☆


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DATE: 2007/11/20(火)   CATEGORY: 風習・料理
えびす講と鯉料理
本日、11月20日は『えびす講』です。

えびす講は、その名の通り、
七福神の一人「恵比寿様」を祀る風習です。

恵比寿様は、右手に釣り竿を持ち、左手に鯛を抱え、豊漁の神とされています。

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また、海(遠方)から福をもたらすという事で、
商売繁盛の神様としてもよく知られています。

「ごんげん」の玄関口でも、
お客様をお迎えするため、恵比寿様が飾られています。
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このあたりでは、昔から、この「えびす講」に、
鯉のあらい、鯉こくなどの鯉料理を捧げていただく
という風習があります。

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「あらい」は、「さしみ」と違い、
新鮮な身を、一度温水で縮めた後、冷水で締めたもので、
酢みそや、にんにく醤油などでいただきます。


鯉は、魚類の中でも、とても長命な生き物で、
古来中国でも、薬効魚として知られた栄養満点な魚だそうです。

また、良質な脂肪分は、鯉こく(味噌汁)にすると
体を芯から温めてくれる効果があります。

これから迎える厳しい冬に向け、体を温め、栄養をとる、という意味でも
昔は、重要な風習だったに違いありません。


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DATE: 2007/09/24(月)   CATEGORY: 風習・料理
彼岸とぼた餅
『暑さ、寒さも彼岸まで』とはよく言ったもので
先週までの、強烈な残暑も、今週はすっかり和らぎ、
秋風が少々肌寒く感じる季節になってきました。

中日(秋分)を過ぎ、日一日と日の入りが早まっていきますね☆


さて、この 「お彼岸」
あちら側(あの世)の岸(彼岸)から、
こちら側(この世)の岸(此岸)へと、
ご先祖様が戻ってこられるという事で
どの家でも、お供え物をしたり、お参りをしたりしている事でしょう。

この「彼岸」の地は、古来、西方にあると考えられていたため
太陽が真西に沈む、春分の日・秋分の日を中日とした
前後3日間をお彼岸と呼び、先祖を敬うのだそうです。


そして、彼岸のお供え物といえば
やっぱり「ぼた餅」です。

「ぼた餅」と「おはぎ」については
こしあんと粒あんの違いだとか諸説あるようですが
呼び名の違いだけで、同じ物だそうで

ぼた餅は、春の花「牡丹」。
おはぎは、秋の花 「萩」 が語源で
それぞれ、春と秋の彼岸に供える事からこう呼ばれていたのだとか・・・。

魚沼では、どちらも「ぼた餅」と呼ぶのが
一般的のようですけど・・・・。


もちろん、我が家でも、「ぼた餅」を作ってお供えしました♪

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もち米を炊く直前にとぎ、炊き上がったものを
粒が少し残るくらいについて丸め、あんこやきなこをまぶします。

餅のように、しっかりとつかない事から、このつき方を
「半殺し」とも言うようです。
・・・・・・・なかなか物騒なネーミングですけど


また、秋は時期的に新米の刈入れシーズン。
炊きたての新米コシヒカリを、
一番にご先祖様にお供えし豊作を祝う、
といった農耕儀礼的な意味合いもかなりあるのは
米どころならでは・・・・・かもしれませんね。


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